拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
第65期連結累計期間(2021年4月1日から2022年3月31日まで)が終了いたしましたので、ご報告申しあげます。
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進みましたが、感染者数は増減を繰り返し収束の目途は見えず、加えて新たな変異株も確認され不透明な状況が続いております。また、多くの原材料が高騰し仕入価格が値上がりしており、ウクライナ情勢や円安により更なる価格高騰が進みそうな状況となっております。
当社グループが関連する工事用保安用品業界におきましては、国土強靭化計画等の公共工事、大規模更新工事により底堅く推移しており、民間工事にも回復基調が見られますが、依然厳しい状況が続いております。また、当連結会計年度における新型コロナウイルス感染症による業績への影響は引き続き軽微でありました。一方、当業界も原材料の高騰による仕入価格の上昇が続き、価格競争も厳しさを増しており、経営環境は不透明な状況であります。
この様な状況下、提案型営業と新商品の積極的な取り入れ、ユーザーの要望に応えるべく迅速な商品供給ができるよう努力してまいりました。また、新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えられるよう迅速に情報を入手し対応を考え行動してまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は10,347百万円(前連結会計年度比2.4%増)となりました。利益面につきましては、営業利益が1,220百万円(前連結会計年度比19.5%増)、経常利益は1,212百万円(前連結会計年度比20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、809百万円(前連結会計年度比21.3%増)となりました。
今後のわが国経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み収束に向かうことを期待しますが、当面、感染者数の増減が繰り返され早期の収束は難しいと思われます。また、ウクライナ情勢や円安、原油や天然ガスの高騰等のマイナス要素が数多くあり不透明な状況が続くと思われます。
当社グループが関連する工事用保安用品業界におきましては、引き続き公共工事は堅調に推移すると推測されますが、民間工事は厳しくなると思われます。また、原材料の高騰による仕入価格への影響は更に拡大していき、加えて価格競争も激化し厳しい状況が続くと予想されます。
この様な状況の中、当社グループは防災・減災・国土強靭化計画等の工事、大規模更新工事を確実により多く受注できるように努力し、顧客ニーズを取り入れた商品開発を随時行い、提案型営業を推進してまいります。加えて、仕入れ価格高騰の抑制、効率的なレンタル投入を実施していくよう努力してまいります。
株主の皆様には今後ともなお一層のご指導とご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2022年6月
代表取締役社長 岡﨑 太一
工事用保安用品で安心・安全を支えるセフテック
〒113-0033
東京都文京区本郷5丁目25番14号本郷THビル
TEL : 03-3811-3188 (代表) FAX : 03- 3811-8283